弁政連ニュース第60号に掲載されました

(以下、引用)

少数者が生きやすい社会の実現へ

~伊藤孝江 前参議院法務委員会理事と懇談~

2020年 3 月10日、東京の弁護士会館に伊藤孝江参議院議員(公明党)をお招きして、懇談会を開催しま した。大阪弁護士会会員(元同会人権調査室長)である伊藤議員は、1998年に弁護士登録され(修習50期)、 2016年の選挙施行の参議院議員選挙において初当選されました。兵庫県選挙区の定数が2名から3名と増員になり、公明党として初議席を獲得するために出馬したのがきっかけでした。参議院では厚生労働委員会、法務委員会等に所属され、とくに法務委員会では法曹でない議員にも理解できるように「法廷通訳制 度」等の説明をし、存在感を発揮してきました。

懇談会では、出馬の経緯や法曹資格が議員活動に与える影響から始まり、与党議員であることの意義についてもご説明いただきました。すなわち、日弁連の意見を立法の場で実現するためには、鍵となる与党 議員の共感を得、様々な利害関係を調整し落としどころを付けていくことが必要だということです。

弁政連の企画委員11名のほか弁政連役員、白承豪副会長(議員選挙区である兵庫県弁護士会)をはじめ とする日弁連関係者、議員所属弁護士会からは小原正敏元大阪弁護士会長(弁政連大阪支部長)が出席して、伊藤議員に対して続々と質問がなされましたが、伊藤議員は様々な視点からご自身の知見を交えて積 極的に応答してくださり、非常に充実した懇談会となりました。終了後に予定していた懇親会は残念なが らコロナウイルスの影響によって中止せざるを得ませんでしたが、その分、定刻が過ぎても話がいつまでも尽きることがなく、意義深い集まりでした。 (企画委員会副委員長 武山 茂樹)