夫婦別姓導入へ議論加速

公明新聞に「伊藤たかえ」の記事が掲載されました。

意見集約、与党合意めざす
党推進PTが初会合

選択的夫婦別姓制度導入へ議論を開始した党推進PTの初会合=28日 衆院第2議員会館

公明党の「選択的夫婦別姓制度導入推進プロジェクトチーム」(PT、座長=矢倉かつお参院議員)は28日、衆院第2議員会館で初会合を開き、議論を開始した。

冒頭、斉藤鉄夫代表は、法相の諮問機関である法制審議会が1996年に要綱案を答申してから30年近くが経過することに触れ、「社会の根幹に関わる問題について与党が意見を固め、野党との合意形成を図るべきだ」と強調。早期に意見を集約し、自民党に議論を働き掛ける考えを示した。

会合では、政府側から同制度に対する各党の考え方や、諸外国の制度の概要について説明を聴取。夫婦が別姓を選択した場合の子どもの姓の決め方や、旧姓の通称使用の拡大だけでは課題が解消できない理由などを巡って意見を交わした。

終了後、矢倉座長は「課題を整理し、与党協議前に党としての考え方を示せるよう議論を加速させていく」と語った。

同制度を巡って公明党は、2001年に民法改正案を提出。導入推進に向け、党法務部会を中心に協議を重ねてきた。