経済交流の加速で一致

公明新聞に「伊藤たかえ」の記事が掲載されました。

王滬寧全国政協主席と会談
与党訪中団

王全国政協主席(右)と握手する西田幹事長=14日 北京・人民大会堂(撮影・坊野正樹)

【北京14日=坊野正樹】自民党の森山裕、公明党の西田実仁両幹事長ら与党訪中団は14日午後、北京市内の人民大会堂で、王滬寧全国政治協商会議(政協)主席(中国共産党中央政治局常務委員)と会談した。公明党から新妻秀規国際委員長(参院議員)、伊藤孝江国際局次長(同)、伊佐進一中央幹事(前衆院議員)、原田直樹青年局次長が同席した。

席上、王主席は自公両党と共に「中日関係の健全な発展や世界の平和と安定を守ることに積極的な役割を果たせると確信している」と強調。今回の与党交流協議会をきっかけに「双方の各レベルの対話や交流を増進させ、中日関係の長期的、安定した発展のためにさらなる貢献をしていく」との考えを示した。

西田幹事長は、日本産水産物の輸入解禁や牛肉の輸入再開、日本人企業関係者の拘束などの課題や懸案について、目に見える形での対処を要請。日本人の渡航・滞在に関し「率直に心配だという声がある。安心して中国を訪問してもらえるように、具体的なガイドラインなどを示してもらいたい」と求めた。

王主席は「解決を重視している。皆さんとこれらの問題を検討・相談していく」と述べた。

また、西田幹事長が次回の与党交流協議会に併せて、経済交流を進めるよう提案したことに対し、王主席は「いい提案だ。事務レベルで詰めてほしい」と応じた。