日中の相互交流を強化

公明新聞に「伊藤たかえ」の記事が掲載されました。

与党幹事長が中国に到着 第9回「協議会」出席へ
李中央宣伝部長と会談

李中央宣伝部長(右から3人目)と会談する自民・森山幹事長(左から2人目)と公明・西田幹事長(左隣)ら=13日 北京市(撮影・坊野正樹)

【北京13日=坊野正樹】自民党の森山裕、公明党の西田実仁両幹事長ら与党訪中団は13日昼、中国・北京市に到着した。訪中団には公明党から新妻秀規国際委員長(参院議員)、伊藤孝江国際局次長(同)、伊佐進一中央幹事(前衆院議員)、原田直樹青年局次長が参加している。

今回の訪中は、14日に北京市で開催される第9回「日中与党交流協議会」への出席が目的で、中国側の要人との会談にも臨む予定。同協議会は、政治や経済、外交、文化交流など幅広く意見を交わし、両国の相互交流を深め、関係を強化するのが狙い。2006年に始まり、09年の民主党政権発足で一時中断したが、自公政権下の15年に再開。18年10月に日本で第8回会合を開催して以来、6年3カ月ぶりとなる。

訪中団一行は1月13日午後、北京市内の清華大学を訪れ、学長の邱勇中国共産党委員会書記と会談した。邱氏は一行を歓迎するとともに「継続的に中日間の協力を強化し、大学の役割として双方の教育、科学技術、文化などの方面で交流を引き続き推し進めたい」と述べた。

森山幹事長は、与党交流を通じて「課題と懸案に向き合い、目に見える形で協力、連携を具体化したい」と力説。西田幹事長は、日中やあらゆる国々の留学生、専門家が交流し、「互いに共通する価値観を共有し合うことが大事だ。それによって平和の空気がつくられていくのではないか。与党としても後押ししたい」との考えを示した。

清華大学の邱党委書記(右から3人目)の歓迎を受ける西田幹事長(左隣)ら公明党の訪中団参加者=13日 北京市(撮影・坊野正樹)

その後一行は、北京市内の人民大会堂で中国共産党中央政治局委員の李書磊中央宣伝部長と会談した。李氏は「中日関係の改善と発展の肝心な時期だ。協議会をきっかけに政治対話を強め、理解と相互信頼を増進させることを望む」との考えを示した。

また一行は、北京市内で中国共産党中央対外連絡部(中連部)の劉建超部長が主催する歓迎夕食会に招かれ、和やかに懇談した。