政策学び理解深める

公明新聞に「伊藤たかえ」の記事が掲載されました。

青年党員研修会の講演要旨
党三重県本部

公明党三重県本部青年局(局長=山内道明県議)の「青年党員研修会」が8月27日、津市内で開催されました。研修会での平木大作党青年委員会顧問、伊藤孝江党女性副委員長、安江伸夫党青年副委員長(いずれも参院議員)の講演要旨などを紹介します。

【外交】核軍縮・不拡散をリード
平木大作 党青年委員会顧問(参院議員)

外交、女性、青年政策について研さんした党三重県本部青年局の青年党員研修会=8月27日 津市

今日は党外交部会長として、政権与党における公明党の役割についてお話をします。

昨年12月16日、政府は安全保障関連3文書を改定しました。この中の最上位に位置する「国家安全保障戦略」に、安全保障に関わる総合的な国力として、第一に「外交力」が明記されました。これは、公明党の主張によるものです。侵略行為への備えは必要ですが、戦争を起こさないための外交力こそが最も重要です。

また、3文書改定直後の12月29日、山口那津男代表と会談した韓国の尹錫悦大統領は「日韓関係を最も良かった時期に早期に戻したい」と語りました。日韓関係改善の起点を公明党がつくったとも言えるでしょう。

さらに、山口代表は今年5月、G7広島サミットを前に岸田文雄首相に会い、核軍縮・不拡散に向けた提言を手渡しましたが、この中で訴えた平和記念資料館の見学や被爆者との対話が実現しています。ちなみに、この提言では、11月に開かれる核兵器禁止条約の第2回締約国会議に日本がオブザーバーで参加し、核保有国と非保有国の「橋渡し」の役割を果たすことも求めており、さらに推進していきます。

「公明党が政権与党にいて良かった」と実感していただける外交活動に挑戦し続ける決意です。

【女性】選択的夫婦別姓の推進を
伊藤孝江 党女性副委員長(参院議員)

女性を支える政策についてお話しさせていただきます。一つ目は選択的夫婦別姓について。今、日本では夫婦同姓の制度を取っていて、妻が夫の姓に合わせるケースが全体の96%です。改姓した人は公的機関の証明書や銀行口座などの名義変更で不便を強いられるほか、海外で仕事をしている人にとっては、日本のように旧姓で仕事をする仕組みがなく、本人確認がとても大変です。党として選択的夫婦別姓に賛成しています。議論を深めるために、皆さんの声を伺いたいと思っています。

次に、生理を巡る問題について。学校などでの生理用品の配布や、正しい知識を知ってもらう取り組みを進めてきました。今年6月には、公明議員の国会質問をきっかけに、生理に伴う欠席が高校入試で不利にならないよう配慮を求める通知を文部科学省が発出しました。女性の皆さんが学びやすい、働きやすい環境づくりを進めます。

【青年】若者の声を聴き、提言へ
安江伸夫 党青年副委員長(参院議員)

公明党青年委員会では、ユーストークミーティングやボイス・アクション(VA)などで若者の声を聴き、政策に反映させる取り組みを進めています。

コロナ禍で緊急事態宣言が発出された2020年には、介護や医療をはじめとした、エッセンシャルワーカーと呼ばれる方々などの声をオンラインで聴き、介護従事者への慰労金や、学生支援緊急給付金を実現させました。

首相への提言は20年、21年、22年に実施。自治体や企業による奨学金の返還支援制度は、公明党のネットワークの力で全国に展開されました。

22年に実施したVAでは、「命と暮らしの安心保障」に多くの賛同の声が集まりました。党青年委では、単身世帯・独身の方が安心して暮らせる社会の構築へ、「おひとりさま」支援にも取り組んでいます。今後も皆さまと連携し、青年政策を前に進めます。