【参議院選挙 兵庫 伊藤たかえ】ラジオと女性とデジタル人材
実は私、“ラジオ番組”を持っているんです――というと、いささか生意気に響くでしょうか💦
今月で、ラジオ番組のサウンドクルーを担当させていただくようになってから「満5年」が経ちました。
番組名は「ヒマワリらじお」。2017年6月からスタートして、現在までの放送回数は通算265回を数えます(Kiss FM KOBEで毎週土曜7:15~7:30放送)。
“兵庫をもっと元気に!”を合言葉に、兵庫の「元気の素」というべき方々をゲストにお招きして、トークの花を咲かせてきました。
<ラジオ番組のホームページ>http://www.kiss-fm.co.jp/himawari/
パソコンの技術習得を
6月18日(土)放送回から、参議院選挙に臨む私の“ピンチヒッター”として、公明党の高橋みつお参議院議員にご担当いただいております。感謝しかありません! 本当にありがとうございます!
18日・25日放送回のゲストとして登場してくださったのは、私も住んでいる宝塚市に事務所を置かれているNPO法人「宝塚NPOセンター」理事長・中山光子さんでした。
宝塚NPOセンターの設立は、私自身も被災した「阪神・淡路大震災」から4年後の1999年。「一人ひとりがありたい姿で社会ステージに立てる未来」を作ることをビジョンに掲げ、「つながり」と「にぎわい」をつくるために、「一人ひとりの働くこと」を支えるために、さまざまな支援をおこなっておられます。
<宝塚NPOセンターのホームページ>https://hnpo.net
6月25日放送のラジオでは、シングルマザーをはじめ女性の就労支援について、中山理事長から話がありました。その中の話題の一つが、宝塚市在住の女性を対象にした「女性のためのキャリアアップ応援講座」。MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)と呼ばれる、マイクロソフトの製品である「Word(ワード)」「Excel(エクセル)」などの技術を証明する国際資格を取得できるよう、サポートするための講座です。
こうしたパソコンの技術を身に付けることで、就職の道が大きく広がることは、間違いありません。
公明党の施策
「デジタル」分野に強くなりたい女性を応援していこうという取り組みは、公明党が取り組んできた施策でもあります。
デジタル分野は人手不足が続き、今後も労働力を求めるニーズが高まると見られています。一方で、情報技術者における女性の割合はわずか19%にとどまっており、女性のデジタル人材の育成は急務であると言っても過言ではありません。
また、コロナ禍の影響で、非正規雇用などを中心に減収や失業などで苦しんでおられる女性が増える中、今後も成長が見込まれるデジタル分野での就労は経済的な安定につながります。さらに、育児や介護をしながらテレワークで取り組めるなど、女性にとってメリットが大きい分野であるとも言えるでしょう(もちろん、育児や介護を担っておられる男性も同様です)。
公明党は昨年の衆院選重点政策において、「まずは女性デジタル人材10万人の育成を」と掲げ、選挙後も代表質問や予算委員会などで政府に実現を求めてきました。
さらに党女性委員会などは本年4月14日、政府に対してプラン策定に向けた要望を行い、公的職業訓練の充実や地域の取り組みを後押しする交付金の拡充などを訴えたのです。
その約2週間後の4月26日に、内閣府の男女共同参画会議において取りまとめられたのが、「女性デジタル人材育成プラン」でした。
女性が働きやすい社会へ
このプランのポイントは三つです。
①デジタル分野の基礎知識を学ぶ支援
②育児、介護で仕事に制約がある女性も柔軟な働き方ができる環境整備
③官民連携の優良事例などの周知・啓発を行い、全国各地域に横展開
具体的な技術の習得支援については、公的な職業訓練においてデジタル分野のコース設定を促進しつつ、インターネットを活用した「eラーニングコース」の拡充や託児サービス付きの訓練コースも実施していきます。
また、就労支援については、テレワークの定着・促進に向けて、関係府省や自治体が連携し、全国的な導入支援体制を整備するほか、地域の実情に応じた自治体の取り組みを交付金で後押ししていくことを掲げています。まずは官民連携で3年間、集中的に「女性デジタル人材育成」に取り組むことになりました。
<女性デジタル人材育成プランの概要(内閣府男女共同参画局のホームページから)>https://www.gender.go.jp/policy/digital/pdf/digital_outline.pdf
女性が「生きやすい」「暮らしやすい」そして「働きやすい」社会の実現へ、ここからが正念場です。