【参議院選挙 兵庫 伊藤たかえ】公明党の「こども・子育てマニフェスト」

私は、子どもが大好きです。私自身には、子どもはいません。けれど、いや、「だからこそ」と言ってもよいでしょうか……。子どもたちがかわいくて、かわいくて、仕方がないのです。

大事にしてくれる存在

街頭演説会などで多くの方々が集まっている中にあっても、お子さんたちの姿を見つけると、誰よりも先に、真っ先に、声をかけたくなります。「この子たちこそ、日本と世界の未来をつくる主役なんだ」「この子たちが安心して、伸び伸びと、使命の舞台に羽ばたいていける社会を、絶対につくらなければ!」という感情があふれ、合掌したい思いにすら駆られます。

「どうしてだろう?」と考える時、一番に思い起こすのは、私自身が“子ども”であった時の記憶かもしれません。幼い頃から、私の周りには、両親以外にも、いつも私のことを気に掛けて「声」を掛けてくれる地域の大人たちが、たくさんいました。

「たかえちゃん、いつも頑張ってるね! すごいね!」と、元気いっぱいに励ましてくれるお姉さんやお兄さんたち。「何か困ったことがあったら、いつでも、何でも言うてや!」と笑顔で自分の胸をたたく、おばちゃんやおじちゃんたち……。何か特別なことを言ってもらったわけでは、ありません。それでも、会うたびに「声」を掛けてもらえるだけで、何とも言えない「安心感」に包まれたことを、よく覚えています。

「みんな、こんなにも私のことを大事にしてくれているんだ。信じてくれているんだ」。そう思うだけで、悩んだ時も、迷った時も、そして阪神・淡路大震災を越えて司法試験に挑んだ時も、「私は負けない! 絶対に勝てる!」という自信と確信を持つことができました。

身近なところに、家族以外にも、信じて励ましてくれる大人がいる――子どもにとって、これほど心強いことは、ないのではないでしょうか。

子どもの幸せを一番に

今回の参議院選挙に当たって、公明党は「こども・子育てマニフェスト2022」を発表しました。対象として向けられているのは、有権者である大人よりも、むしろ「子ども」たちです。分かりやすい文章で書かれているだけではなく、小学生のお子さんでも読みやすいように、すべての漢字に「ふりがな」が振ってあります。

「こども・子育てマニフェスト」は2012年の衆院選以降、国政選挙などに合わせて作成しており、今回の参院選で9回目です。

政策の柱には――

①子どもの幸せを一番に考える社会に

 ②充実した学校生活へ

 ③健康といのちを守る

 ④もしもの時の備えと対策

 ⑤くらしを豊かに

 ⑥平和な世界へ

――の六つを掲げ、63項目を盛り込みました。

“投票権のない子どもたち向けにマニフェストをつくっても、意味がないのでは?”といった声が寄せられたこともあります。しかし、私は、公明党は、そうは思いません。

18歳で選挙権を得られる今、幼い頃から「有権者としての意識」を育んでいくことは、絶対に必要なことです。マニフェストをきっかけに、お友達やご家族と、自分たちの未来の在り方を語ってもらえるなら、これほどうれしいことはありません。

そして何よりも――「こども・子育てマニフェスト」の根底にある精神とは、「子どもは誰もが、大人と同じように一人の人間として“権利を持った主体者”」であり、よりよい未来を築くための「変化の担い手である」――という“信頼と尊敬の念”なのです。

このマニフェストを、ぜひご活用ください。下記のURLからアクセスできます。

https://www.komei.or.jp/special/sanin2022/kodomo-manifest/

今後、個別の子ども政策についても詳しく、書いていきたいと思います。