政策総動員し推進/山口代表、伊藤候補(兵庫)の勝利訴え
賃上げの流れ築く
参院選の公示から一夜明けた23日、公明党の山口那津男代表は兵庫県、石井啓一幹事長は愛知県で、それぞれ街頭演説を行い、7選挙区の全員当選と比例区800万票獲得、7人以上の当選をめざし、物価高騰への対応などに全力を挙げる公明党の実績や政策を訴えた。
山口代表は、兵庫県内3カ所で兵庫選挙区の伊藤たかえ候補(現、自民党推薦)と共に街頭演説を行い、「物価高を乗り越え、経済成長へ向かっていきたい。日本を前に進める闘いの先頭に伊藤候補を立たせてほしい」と絶大な支援を呼び掛けた。
この中で山口代表は、物価高対策について「今、政府・与党がやるべきことは、物価が上がり過ぎないよう抑えること。その先には、物価高を追い越す賃金引き上げの流れを導いていかなければならない」と指摘した。
その上で、賃金引き上げに向けては、減税や補助金の支給、最低賃金の引き上げなど政策を総動員して全力を尽くすと力説。政府、労働組合、使用者の「政労使」による合意の下、経済学者などを中心とした「第三者委員会」が適正な賃金水準を示す取り組みも進めると強調した。
伊藤候補は、全国で900万人の雇用を生んでいる観光関連産業の活性化を軸に、コロナ禍で冷え込んだ兵庫の経済を立て直し、新たな雇用創出に全力を挙げると力説。「何としても日本の未来を守り、兵庫の未来をつくる」と訴えた。