【参議院・兵庫 伊藤たかえ】お父さんは応援団――「父の日」に寄せて

父が最近、ご機嫌です。応援している大好きな「阪神タイガース」が、ここに来て調子を上げているからでしょう。

阪神タイガースを中心に

私の生まれは兵庫県尼崎市。わが家は「すべてが阪神を中心に回っている」ような家庭でした。プロ野球シーズン開幕の日には、食卓に必ずお赤飯と尾頭付きの鯛が並びます。

1985年に阪神がリーグ優勝した時は、両親がお風呂場でビールかけをしていました。阪神が勝ったか負けたかで、わが家の空気は一変します。子どものころ、そんな父を見かねて、私は阪神タイガースの球団宛てに手紙を送ったこともありました。「負けたら、お父さんが怒ります。絶対に勝ってください!」と。

<伊藤家の家族写真。後列左が伊藤たかえの父>

下町の小さな市場で、母と共に朝早くから夜遅くまで身を粉にして働いていた父にとって、「阪神を応援すること」は“生きがい”だったと言っても、過言ではありません。

私が小学生の頃に「3番サード・掛布」にあこがれて野球を始めると、父は私の“応援団”にもなってくれました。休みの日に、近所の空き地で一緒に白球を追いかけたことは、なつかしい思い出です。

関西大学を受験する時も、阪神・淡路大震災を経て司法試験に挑戦する時も、父は全力で応援してくれました。必死に働くその姿、その背中を通して、私を経済的・精神的に支えようとしてくれた思いが、痛いほど伝わってきました。

私が参議院議員に初当選してから3年目に、母が病にかかり、闘病生活が始まった時も、父にどれほど支えられ、勇気づけられたでしょうか。今は亡き母の分まで、私の最大の理解者として、“応援”してくれています。

全国のお父さんたちに感謝 

議員として、行く先々で、いろいろなご家族とお会いします。家庭や職場や地域で頑張っておられる“お父さん”たちからお話を伺うことも、少なくありません。

コロナ禍の中で、大切な家族を守ろうと懸命に働いておられるお父さん。パートナーを支えようと、率先して家事や育児に汗を流しておられるお父さん。介護が必要な家族のために、献身的に“伴走”を続けておられるお父さん……。一家の「応援団」として奮闘されている全てのお父さんたちに、ただただ頭が下がる思いです。

それとともに、こうしたお父さんたちに喜んでいただけるように、安心していただけるように、政治の仕事で「結果」を残すのが私の責任であると、決意を新たにしています。それこそが、私にとって「父への恩返し」にもなると信じて。

きょうは「父の日」。全国のお父さんたちに、心からの感謝と敬意を表します。

コロナ禍の中で、大切な家族を守ろうと懸命に働いておられるお父さん。パートナーを支えようと、率先して家事や育児に汗を流しておられるお父さん。介護が必要な家族のために、献身的に“伴走”を続けておられるお父さん……。一家の「応援団」として奮闘されている全てのお父さんたちに、ただただ頭が下がる思いです。

それとともに、こうしたお父さんたちに喜んでいただけるように、安心していただけるように、政治の仕事で「結果」を残すのが私の責任であると、決意を新たにしています。それこそが、私にとって「父への恩返し」にもなると信じて。

 

きょうは「父の日」。全国のお父さんたちに、心からの感謝と敬意を表します。