観光で兵庫を元気に!

 今月10日から、コロナ禍で停止していた外国人観光客の受け入れが再開されました。2年2カ月ぶりのことです。

 私の地元・兵庫をはじめ、全国各地で観光業に従事されている方々の中には、大きなニュースとして受け止めていただいている方も多いのではないでしょうか。

魅力がいっぱい!

 さて、早速ですが、皆さんにぜひお尋ねしたいことがあります。特に、関西以外に住まわれている方に――です。「兵庫に旅行に来られたこと、今までありますか?」

 こんなデータがあります。コロナ禍前に、関西に来られた訪日外国人観光客の人数(年間)です。第1位は年間約1153万人のダントツで大阪! 続く第2位は約830万人の京都。そして第3位は奈良県。兵庫県は約180万人となっています。

 全国の順位でいえば47都道府県中、第11位と健闘していると言えば、健闘しているのですが……言わせてください。「兵庫のポテンシャルからしたら、まだまだこんなもんじゃ、ありません!」

 兵庫には魅力がいっぱいあります。例えば飲食だと、日本三大和牛の「神戸ビーフ」に、世界一の酒産量を誇る日本酒の産地・灘五郷。“ほんまもん”と名高い日本酒「山田錦」の全国の生産量シェアは約6割を誇ります。コラーゲンたっぷり、ぷりっぷりの旨味と大きな白子が特徴の「淡路島3年とらふぐ」は、刺身にしても鍋にしても唐揚げにしても、とってもおいしい!

 観光地であれば、城崎温泉有馬温泉をはじめ、宝塚大歌劇阪神甲子園球場、そして世界遺産の姫路城などなど、挙げればキリがありません。

 私自身も、街頭演説で近くまで伺った際の「スキマ時間」を使って、その地域の魅力を伝える動画を収録しては、その都度その都度、発信してきました。

観光業をもり立てることは

 県として、そして公明党としても、この兵庫の魅力を国内外の方々にもっともっと知ってもらおうと、全力を尽くしています。「観光庁」は国土交通省に位置づけられていますが、現在の国土交通大臣は公明党の斉藤てつお衆議院議員です。しっかりと連携を取りながら、兵庫への交通ルートの充実も含めて、観光業を盛り上げていきたい。目指すは訪日外国人観光客「年間600万人」です!

 観光関連産業は、全国で約100万の事業者と約900万人の雇用を支えている、大変にすそ野の広い産業です。観光業をもり立てることは、宿泊業者や交通業者を支えるだけではなく、その地域ならでは農業や漁業、また文化資源を守り、次代につないでいくことにもなることは、間違いありません

 新GoToなど全国的な需要喚起策も今後検討しながら、観光で兵庫と日本を元気にしていきたい――そう決意を新たにしています。