周知と理解促進が課題

公明新聞に「伊藤たかえ」の記事が掲載されました。

ヤングケアラー支援策探る
神戸市で伊藤たかえ氏

ヤングケアラー支援の取り組みについて市担当者と意見を交わす伊藤(た)氏(奥中央)ら=4日 神戸市

公明党の伊藤たかえ参院議員(参院選予定候補=兵庫選挙区)は4日、家族の介護や世話などを日常的に行っている18歳未満の子ども、いわゆる「ヤングケアラー」支援のあり方を探ろうと、神戸市役所を訪れ、担当者から話を聴いた。地元市議が同席した。

同市は昨年4月、ヤングケアラー専門の支援部署を新設。同6月には20代も含めた「こども・若者ケアラー」専用相談窓口を全国で初めて開設するなど、先駆的な取り組みを進めている。

市福祉局の吉村千波部長は、窓口への相談状況について「大半は学校関係者からで、当事者は少ない。周りの理解がないと相談に結びつかない現状」と語り、当事者をはじめ学校、企業など関係機関への周知啓発を今後の課題に挙げた。

伊藤氏は「自身がヤングケアラーとの自覚がない小中高生への広報・啓発はとりわけ重要だ。地方議員とも連携し、強力に後押ししたい」と話していた。