「甘草」で地域活性化(公明新聞)

公明新聞に「伊藤たかえ」の記事が掲載されました。

(以下、引用)

カンゾウが植えられたポットを手に吉田理事長(右から2人目)から説明を受ける伊藤さん(左端)ら

伊藤さん 栽培現場訪れ意見交換
兵庫・香美町

公明党の伊藤孝江参院議員は3日、兵庫県香美町を訪れ、薬用植物カンゾウ栽培による地域活性化をめざしているNPO法人但馬薬用植物研究会の吉田健治理事長と意見交換した。広川善徳・豊岡市議と党美方支部の西谷たかひろ副支部長(香美町議選予定候補)が同行した。

カンゾウの根からは、漢方薬の7割以上に配合されている生薬「甘草」が採れる。わが国がこれまで輸入に頼っていた先の中国が近年、輸出規制を実施。安定供給のため国内での生産が急がれているものの、栽培技術がまだ確立されていないのが現状だ。

同研究会は、カンゾウ栽培に当たり大手企業や大学などと連携するとともに、地元では50アールの農地を確保した。昨年5月からカンゾウの苗約6000本を育てており、現在ポットに植えているカンゾウを、土づくりを進めてきた農地に定植する作業を近く行う予定という。

吉田理事長は「健康志向の高まりで漢方薬は、これからも需要が増える。手探りでやっているが、商品化できれば、深刻さを増している耕作放棄地対策にもなる」と強調。連作障害の克服や収穫までの期間の短縮化などの課題に取り組む考えを示した。

伊藤さんはカンゾウのほかショウガ、無臭ニンニクを栽培し特産品に育てようとしている同研究会の取り組みに対し、「地域経済を活性化し、若者にも希望を与える挑戦だ」と述べた。