薬物被害と向き合って
こんにちは! 伊藤たかえです。
有名スポーツ選手の逮捕などで最近世間を騒がす薬物事件。「なぜ?」「どうして?」と皆さんも疑問に思うことが多いのではないでしょうか。
かつて弁護士になり法律事務所に入った私が、まもなく手がけた案件も若い女性の薬物事件でした。「友人から誘われて薬物を手にしてしまった」とうつむく彼女。薬物に手を染める人は、「好奇心」といったささいなきっかけが多いようです。
私は彼女の刑罰の軽減よりも本人が立ち直り、過ちを繰り返さないことを重く考え、とことん向き合いました。「あなたの人生はこれからよ」と彼女を信じていることを伝え、励まし続けました。
はじめは投げやりだった彼女でしたが「絶対に薬は止めます。たかえさんを信じて、もう一度、がんばります」と言ってくれるように。力強く、人生の再建に踏み出してくれました。
薬物からの再起は簡単ではありません。薬物は確実に人間を破滅へ向かわせます。薬物の根絶は簡単ではありませんが、その対策を講じることが急務だと、私は強く感じています。